ウシジマ君を題材に人生観について語ったホリエモンの新著!


今日は久々に本の紹介です。
闇金ウシジマくんを題材に、ホリエモンこと堀江貴文さんが人生観・人生論について語った、「ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!」という本の書評です。

貯金なんて意味はない!

第1章の「仕事とカネの本質を理解する」では、みんなと同じく流れでサラリーマンとなり、本当はつまらないし辞めたいんだけど、変なプライドがあってやめられない、狭い世界でみんなの足を引っ張り合う日本の組織の悪しき慣習について問いかけています。
そこで僕が感じたのは、僕の会社の同僚にも貯金額を増やすことをある種の生きがいにし、より消費の多く貯金額の少ない人を馬鹿にするという輩がいるのです。
この本でも何度も触れられていて、僕も強く共感しているのが「カネの本質は信用」ということ。物理的なカネなど紙幣なら紙切れ、硬貨なら安価な金属というのが実情です。 信用の対価として受け取ったカネは信用の対価としてどこかに投資したり誰かに渡して初めて価値がある、つまり、カネをただ眠らせるだけの貯金には何の価値もないのです。
今みんなが信じている日本銀行券の信用がなくなれば、それこそ諭吉さんはただの紙切れになります。今価値があるとされる日本円や米ドルをいくら溜め込んだって将来どうなるかなんてわかりません。将来に渡っても豊かな暮らしをするためには常に自らの信用が必要です。目的なくただ貯金するだけなら少額でもいいから自己投資をして、自らの地力を上げる方が良いでしょう。


無駄を断ち切れば楽しく生きられる!

僕がこの本で新たに学べたなと思うのは、第3章の「人の心を支配するグリップ力の正体」です。仕事であれば上司や社長、家庭であれば親や夫・妻という存在が、自分を「グリップ」しているという状況が多いと思います。どういうことかというと、その人たちには逆らってはいけないし、嫌だと思っていても逃げてはいけない、そんな存在なのに着いていくのが当たり前、そんな関係性を「グリップされる」ことと理解しました。
本当に必要な、重要な「グリップ」であればいいのですが、常識だから、とか、裏切ったら悪いから、といった自分の意志というよりは周りに流されてしまうことが原因で、悪い意味で「グリップ」されていることが多いのが世の中の実情ではないでしょうか。
だいたい、人間関係の悩みを抱えている人の多くがそのことが原因である気がします。今の「日本の常識」的に如何におかしくとも、自分に必要のない、デメリットしかない関係ならば思い切って断ち切ってしまって、新たなコミュニティで生きていくのが大事です。
僕もそうやって思い切って「捨てる」ことで今は悩みの少ない日々を送っています。普段感じる悩みといえば目の前の仕事をどう片付けるか、次はどこのレストランに行こうか、どこに旅に行こうか、といったことです。無駄を断ち切れるとストレスの少ない、楽しい日々を過ごすことができると感じています。


カネ儲けを目的にしたって何も残らない

本書全体を通して感じたのは、堀江さんの情報商材ビジネスへの嫌悪感です。売りモノそのものに価値がほとんどなく、人脈を使ってカネ儲けをするだけの人たちとそれに憧れる人の多いこと多いこと。大人になると、そんなものにハマってしまう人に少なからず出会ったことがあるのではないでしょうか。
そんなことになる大きな原因は、カネこそが全てで、カネこそが偉い、という誤った考え方でしょう。
この記事の最初の方に言った通り、おカネは信用を表してるに過ぎなく、それ自体に価値があるわけではありません。そこに気付かず、とにかく楽しておカネを稼ごうという方向に進んでしまう人は多いです。
おそらく、「楽をして」という部分が大きいんじゃないかと思います。
でもビジネスをやるのであれば、何かしらの社会的意義がある、社会にとってプラスのことでなくてはなりません。おカネを貰う対価として何かしらの価値を提供するというのが筋でしょう。
それを地道にやることが最後まで信用を高めることにつながりますし、それができてないとボロい商売の本質がバレた時に全てを失います。

最後に

この本を読んで感じたことは、まずは自らが他人に不用意に利用されることなく楽しく生きること。そして、周りの人に何かしらの価値を提供することで相手も自分も豊かになるということ。それを継続することがカネに振り回されず、幸せに生きていける唯一の道であるということです。
元ネタのウシジマくんもいずれ見てみようと思います!